明治19年式戸籍とは?

現在入手できる一番古いタイプの戸籍がこの明治19年式戸籍です。

この戸籍には、家を一つの単位として戸主を中心に直系と傍系の親族が記載されています。現在のような夫婦を単位とした戸籍ではなく、多くの親族が戸籍に名前を連ねています。この明治19年式戸籍から、転籍や家督相続に伴う除籍制度が設けられるようになりました。

今、この明治19年式戸籍を手に入れようとすると、除籍または改製原戸籍としてになります。

明治19年式戸籍のフォーマット

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この戸籍は、私が取り寄せた直系先祖の明治19年式戸籍です。個人情報ですので、住所や名前など人物を特定できる箇所は修正しています。

薄いピンクで色付けした箇所が、ひとつ前の壬申戸籍からの変更点です。

壬申戸籍では「〇〇番屋敷」と屋敷番で記載されていた右上の本籍が、この明治19年式戸籍から「〇〇番地」に変わりました。また、転籍・家督相続・結婚・死亡などによる除籍(戸籍に×が付くこと)がはじめて制度化されました。

この戸籍から4人の直系先祖が分かる

kakeizu0001この一枚の戸籍から4代の先祖情報が読み取れるのが分かるでしょうか?

まず戸主のA。そして戸主の記載欄の左に「父」とありますので、これでAの父Bが分かります。さらに父の記載欄の右横に「亡祖父〇〇長男」とありますので、ここからAの祖父Cも判明します。最後は「長男」という項目からAの長男Dが分かります。

この戸籍から読み取れたのは、「C→B→A→D」というご先祖様の名前と流れです。

私が取得できた戸籍ではこれが一番古い戸籍で、これ以上古い戸籍情報はありませんでした。この戸籍からは一番古いご先祖様Cの出生年月日は分かりませんでした。Bの出生日がこの戸籍からは読み取れ「文政7年」と書かれています。文政7年は西暦に直すと1824年です。つまり今から約190年前のご先祖様の詳細とその一つ上のご先祖様の名前まで分かったことになります。

一番古い先祖が分かる

このように古い戸籍には家単位で構成されていますので、一枚からたくさんの情報を得ることが出来ます。実はもう一枚つづきの戸籍があって、そこには孫の名前まで書いてありましたから、実際には2枚で5代の先祖情報が判明しました。ただし孫くらいまでになると、もう少し新しい戸籍の内容と重複していますので、ここでは一番古い先祖情報が分かればOKです。

見ての通り、明治時代初期の戸籍ですので当然手書きです。これはまだ解読できやすいほうです。この時代の戸籍は、変体仮名や旧字体の数字なども多く使われているため、保存状態が悪かったり乱筆だったりすると、慣れてこないと読み解くのが難しいです。

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